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●晴〜れた空〜♪そ〜よぐ風〜♪

April 28, 2006

テレヴィ&ラジヲ業界地獄の最前線をトップギアで突っ走っているこの私。連日の激務の合間をぬって今週末からはロスで行われるMUSEXPO2006というグローバルな音楽業界人の集いに参加するインタアナショナルな私はホノルル経由でロス入りすべく出発直前迄仕事をこなしつつ4月27日木曜/友引、祖国を慌ただしく発ったのであった.......

なんて気色の悪い冗談はさておき(でも加州出張というのは本当)、いやいやいや「ワイハー」ですよ「ワ・イ・ハ・ア」。トランジットの間数時間ワイキキでチルアウトしちゃいました。ホント「こつこつやる奴ぁ、ごくろうさん!」てな感じです。

とりあえず生まれて初めてのワイハー、そして亜米利加我宗酷。入国の際はいきなり問答無用で指紋&写真を撮られました。「来客に対してこんな無礼な国は無い!會社の金だから来てやってるけど自腹じゃこんなとこ死んでもやだね」とPassport Controlの前で毒を吐き一緒にいた同僚のS女史にヒカれてしまいつつ、とりあえず事なきを得て到着ロビーへ。ドアも窓もない吹き抜けのロビーはさすが常夏の島。いやがおうにも南国ムードのベロシティは上がりますね。

そんなこんなでタクシーに乗ってホノルル市へ行き朝食をとったのですが、出て来る食べ物&飲物のサイズたるや現代版ガリバー旅行記の世界!これだけ必要以上の熱量を摂取していれば、そのありあまるエナジーで「世界の覇権を掌握する!」 - いや、スミマセン。言葉を注意深く選ぶと「ちょっとフリーダム・ファイターな気分?!」に駆り立てられてもおかしくはないな、と思いました。っつ〜か亜米利加人ってフィジカルな美に執拗に拘り、過食や高カロリーの食べ物を食べる事に対して世界の誰よりも大きな罪の意識を持っている人達だと思うんですが、そんな彼らの日常の食事のデフォルトがこれかと思うと正直胸が痛みます。自分の欲求と闘う程辛く、精神のチューニングを狂わすものってないですからね。あと亜米利加人って病原菌とかにとても敏感ですよね。僕がブッチギれた入国管理のところにも「咳をする時は必ず手を口にあてて」なんて書いてありましたし、公衆便所には必ず使い捨て便座カバーがあったり、なんか「死」を出来るだけ日常生活から遠ざけようという涙ぐましい努力が隅々に見てとれてホント面白いです。

食事をした後は世界で最も有名な人工の砂浜、ワイキキ・ビイチへ!「あしたのジョー」で初めてジョーがパンチ・ドランカーの症状をハッキリと見せたのもこのワイキキぢゃないですか(こんなの「あしたのジョーおたく」にしか分からないですよね)!でもしっかりとダイヤモンドヘッドをバックに記念撮影しちゃいましたヨ!
ワイキキって老いも若きも渾然一体となっているスポットです。洋物出会い系サイトのポップアップに出て来るような(メディアが定義するところの)完璧なスタイルを更に強調するような格好をして歩いているお姉さんの隣では鹿児島大根みたいなシェイプの老夫婦が「もうこれ以上焼けねえだろ!」って位シミだらけのワニのような肌を更に太陽に呈していたり、といった具合。でもそんな後者の2人でさえも40年前は世界が頭を垂れるような肉体美を所有していたのかもしれないのです。やはり「花は散るから美しい」のか.....

いずれにしても(「花は散るから美しい」なんてバカな事を考えてる僕も含めて)我々人間はDNAにプログラムされた性欲や食欲に折角立てた人生設計を常に掻き回され続けている有機的生命体です。おそらく同じ様にDNAに掻き乱された価値観が元々はただの湿地帯だったここワイキキをこんな人工の楽園に創り変えたとも言えなくもないでしょう。創造主(The Creator)のオリジナル・デザインをボツにし、更に「理想」に近づけるべくデザインし直した訳です。そしてその「理想的」人工楽園では哀も変わらす時間&遺伝のギャンブル演出による皮肉な物語が展開しているんだなとピーカン空の下、ワイハーの地ビールを飲みながら考えていました。