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July 19, 2005
●西方見聞録其乃四: アヴィニョンの女たち
ここ数日プロヴァンス地方にあるあのドイツの伝説的バンド、CAN のIrmin Schmidt師のお宅に御邪魔しております。CANといえば僕がわざわざ語るまでもなく現代のロックはおろか音楽全般に多大なる影響を与えたあまりにも偉大なるバンド。仲の良いプロデューサー兼DJの友人KUMO a.k.a. Jono PodmoreがIrminと一緒にMasters of Confusionというユニットを組んでいる他、Irminの娘さんと結婚し実質的に親子の関係でもある為、その縁で色々仲良くさせていただいているのです。
(http://www.spoonrecords.com/)
んで去る7月17日日曜日の夜Irminと一緒に現在ストリート・シアター・フィスティヴァルの真っただ中にあるアヴィニョンへ前衛的舞台を観に行きました。アヴィニョンは12, 3世紀頃バチカンから分離した法王庁があって、この舞台はアヴィニョンの旧法王庁の中庭で行われたのでとにかく場所が凄かったです。Irminも「舞台の内容はともあれその場所を観るだけでも価値がある」と言っていました。
(http://www.fucine.com/network/fucinemute/core/index.php?url=redir.php?articleid=1239)
(http://fr.news.yahoo.com/050707/202/4hr3j.html) 。
でくだんの劇はJan Fabreの'Je suis sang (I am blood)' その内容は無修正総天然色というべきミもフタもない生まれたままの姿でBloodbath的な狂気を表現するというもの。一糸纏わぬ姿でポーズをとるダンサー達は正に「アヴィニョンの女たち」そのものです。(因にオリジナルの「アヴィニョンの女たち」はピカソが売春宿で描いたスケッチを元にかなりデフォルメ&修正(?)されて完成したものですが、法王庁があった頃のアヴィニョンには約8,000人の女郎さんがいらっしゃったそうでこれは男性市民7人当たり一人というもの凄い数字になるらしいです。正に聖俗統合された中世の城壁都市だったみたいですね〜)
「私は血」視覚的には結構面白い所も多々ありました。Irminはそこで表現されている「哲学が幼稚すぎる」という事であまりお気に召さなかった模様。その後夜中の12時過ぎ迄町の広場にある野外カフェでサクッと一杯ひっかけました。写真はその時撮ったものです。
夜中の一時過ぎても人の減る気配がないアヴィニョンの街角。南仏の夏の夜空の下で飲む冷たいビールは喉を潤した後、魂まで到達して洗浄してくれるような気がいたしました。![]()


